ホンダはリリースを発表し、来シーズンから予定していたザウバーへのエンジン供給契約を解消したことを明らかにした。
ザウバーとホンダは、ロシアGPの時点で2018年のエンジン供給契約を発表していた。しかし、「双方の目指す方向性に相違が生じた」ため、合意により白紙化することを決定した。
ザウバーは前代表のM・カルテンボーンがホンダとの契約を実現したが、新代表に就任したF・バッサーは来シーズンにむけて体制の変更を急いでいた。バッサーはフェラーリやルノーにコンタクトをとっているとみられており、ホンダに代わるエンジンを間もなく発表する見込みだ。
なお、ホンダのモータースポーツ部長を努める山本雅史氏は、今回の契約解消について次のようにコメントした。
『ザウバーとは、供給決定までの過程で非常に良い信頼関係を築くことができており、一緒に2018年シーズンを迎えることを楽しみにしていました。しかし、先方の運営体制の変化などに伴い、互いの目指す方向性に相違が生じたため、双方合意の上でパートナーシップ計画の解消を決定しました。これまでの協力に対してザウバーに感謝するとともに、今後の健闘を祈ります。今回、このような発表をしなければいけないことは残念ですが、ホンダのモータースポーツへの情熱と、F1に対する強いコミットメントに変化はありません。』
[2017.07.27]
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