今夏から，F1エンジンの開発凍結のあり方を巡って議論が続いているが，メルセデスが凍結緩和に向けて一定の譲歩を示したようだ。
現在のレギュレーションでは，シーズン開幕前のテストを最後に開発が凍結される。信頼性の向上を目的にした改善は認められるが，出力向上を目指した大幅な改善はできないため，シーズン・オフにエンジン開発を失敗すると厳しい一年を過ごすことになる。
ルノーとフェラーリはFIAに対してエンジン開発の凍結緩和を求めてきたが，メルセデスは費用高騰を懸念して反対の立場だった。しかし，アメリカGPの週末になって話し合いのテーブルに着き，メルセデスも容認の姿勢を示したという。ただし，ドイツ本社の経営層の承認がいるとして，その場での答えは出せなかったが，前向きな話し合いとなったようだ。
［2014.11.05］
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