アゼルバイジャンGPのレース・スチュワードは、決勝レース終盤に発生したC・サインツJrとS・ペレスのアクシデントを審議し、「お咎めなし」とすることを決めた。
レース終盤の51周目、ペレスは2番手を行くC・ルクレールにオーバーテイクを仕掛けた。ペレスのオーバーテイクは上手くいかず、その結果として1コーナー出口でスピードが緩んだ隙をついてサインツJrが3番手に浮上した。
ペレスは2コーナーの立ち上がりでサインツJrに並びかけ、二人は併走する形となったが、サインツJrのマシンが左側にラインを変えた際に二人は接触し、そのままウォールに突っ込んだ。双方のマシンは大破したが、ドライバーに怪我はなかった。
レース後、レース・スチュワードは二人のドライバーとチーム関係者を呼び寄せて聴取を実施した。最終的な結論では、サインツJrが不必要な動きをしたことを考慮しつつ、ペレスにも“もっとできることがあった”として、空間を空けて避ける努力ができたことを指摘した。レース・スチュワードは、今回の一件は「レーシング・インシデント」と判断して、ペナルティなどの制裁は科さないことを最終決定した。
[2024.09.16]
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