アストンマーチンは、ハンガリーGP・決勝レースでＳ・ベッテルが失格処分を受けたことに関して、処分を不服として提訴の意向を示した。
ベッテルはハンガリーGPで2位表彰台を獲得した。しかし、レース後の車検でマシンから燃料サンプルが「0.3ミリリットル」しか回収することができなかった。レギュレーションではレース後に「1リットル」の燃料サンプルを回収することになっており、これができなかったためにベッテルは失格処分を受けた。
アストンマーチンは、0.3ミリリットルの燃料しか回収できなかったのは「燃料のリフトポンプが故障したため」とし、「マシン内には計算上で1.44リットルの燃料が残っている」と主張している。
なお、ベッテルのマシンはハンガリーGP後に差し押さえ状態となり、チームには戻されていない。燃料問題を検証するため、フランスのFIA施設に送られて燃料問題の技術検証が行われる。
なお、チームは提訴の意思表明を行ったが、実際の手続きは実行されていない。手続きは96時間以内に行われる必要があり、その時間内に行われなければ失格処分が最終確定する。FIAはハンガリーGPの結果を暫定扱いにしており、ベッテルの結果は2位にとどめている。
［2021.08.03］
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