ホンダは、東京・青山一丁目にあるウェルカムプラザ青山で「RA099」の展示を開始した。

現在、ホンダはウェルカムプラザ青山で「F1 2021シーズン開幕記念特別展」を開催中。この展示ラインナップにRA099が加わった。

RA099は、ホンダが1998年に制作したF1テストカー。当時のホンダはフル・コンストラクターとしてF1参戦を模索しており、2000年からの参戦を目指して開発された。マシンのデザインはテクニカル・ディレクターとして高く評価されていたＨ・ポスルスウェイトが担当。スペインのヘレス・サーキットで実走テストを重ねていた。しかし、ポスルスウェイトの急死などもあり、参戦計画は実現せず“幻のF1マシン”となった。

RA099のテスト走行は、Ｍ・フェルスタッペンの父・ヨスが担当していた。「F1 2021シーズン開幕記念特別展」では、フェルスタッペンが駆るレッドブルのマシンも展示されており、フェルスタッペン親子のマシンが揃うことになった。

なお、RA099は栃木県のツインリンクもてぎに併設されたホンダ コレクションホールで希に展示されることがある。都内での展示は非常に珍しく、ファンにとっては必見だ。

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