マクラーレンのＦ・アロンソは，アブダビGP・決勝スタート直後のアクシデントでペナルティを受けたことについて，過度なペナルティでレースの魅力が失っていることについて次のように語った。
『これはFIAに関わることではあるけれど，ここのサーキットでもグランド・スタンドの半分は空席であり，大半のサーキットでも半分は空だよ。WECやMotoGPでは，オーバーテイクができている。それに，F1はマシン（エンジン）を“やかましく”しようと試みている。ボクとしては，（ファンが何を望んでいるか）常識を必要としていると思うんだ。他のマシンにヒットされているのに。ドライブ・スルーというのも奇妙な話だ。（F1は）独特すぎるよ。F1マシンのサウンドを見直す必要もあるけれど，観客がだんだんと減っていることも問題だし自問自答しなければならないよ。』
現在のF1では，レースごとにスチュワードのメンバーが変わることが多くある。なかでも“元レース関係者枠のスチュワード”は裁定に個人差が出ることが多く，アブダビGPでレース・スチュワードを担当したＤ・ワーウィックは厳しい判断で知られている。過度なペナルティがレースの魅力をそいでいるという批判が以前からある。
［2015.11.30］
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