FIAの事故調査委員会は,今年10月の日本GP・決勝レースで発生したJ・ビアンキのアクシデントに関する調査報告レポートを提出し,「ビアンキはマシンの減速が不十分だった」との結論を示した。
日本GP・決勝レース終盤,ビアンキのマシンはダンロップでコースアウトし,アクシデント処理中だったホイールローダーに接触して頭部に重傷を負って意識不明の重体となった。この時,アクシデント現場付近ではダブル・イエローが出されていたが,ビアンキのマシンは十分に減速しておらず,雨の路面でコントロールを乱し,十分な減速ができないままホイールローダーに接触したと結論づけた。接触時の速度は126kmだった。
報告書では,ビアンキのマシンはダンロップでコントロールを乱した後に「アクセルとブレーキが同時に作動する」不可解な動きがデータで残っている。現在のF1マシンは安全システムで同様の動きが生じた際はエンジンがカットされるが,システムに問題を抱えていた可能性がある。
なお,事故調査委員会はビアンキのアクシデント発生前にセーフティー・カーが出ていなかったことについては「これまでの事例からも妥当性がある」としている。また,クローズドコックピット導入についても「アクシデントの軽減にはならなかった」と結論づけている。
[2014.12.04]
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