1994年5月1日のサンマリノGP・決勝レースでA・セナがアクシデントで命を落としてから,F1は20年の歳月が流れた。
セナはブラジル出身のドライバーで,カート時代から天才的な速さでステップアップをしていった。1984年にトールマンからF1デビューを飾り,わずか2年目で初優勝を達成。その後,ロータスへ移籍し,中嶋悟とチームメイトとなった。1988年からはマクラーレンへと移籍。チームメイトのA・プロストと熾烈な闘いを繰り広げ,「セナプロ対決」といわれた。しかし,この二人はプロストがF1引退後に和解をしている。
セナはマクラーレン・ホンダ時代に3度のワールドチャンピオンに輝き,日本のファンからも“音速の貴公子”として愛された。なかでも圧倒的な速さとテクニックはファンを魅了し,「1992年モナコGPでのN・マンセルとの大バトル」や「1993年ヨーロッパGPのスタート」は今でもファンの間で語り草となっている。
F1は1994年にA・セナとR・ラッツェンバーガーを失う悲しい事態に直面し,安全性を追求するようになった。マシンやサーキットの安全性が高められ,20年にわたって死亡事故が起きていないが,危険なアクシデントは後を絶たない。今後も悲劇を発生させないよう,FIAをはじめとしたF1に関わる全てのメンバーが安全性の重要性を再認識してゆくことが求められている。
[2014.05.01]
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