2015年,ホンダは第四期F1活動でグランプリに戻ってくるが,ライバルのエンジン・メーカー達はホンダの動向に警戒をしている。
現在のレギュレーションでは,2014年から投入されるターボ・エンジンにはホモロゲーション(開発凍結)がかけられる。このため,各エンジン・メーカーは来年2月の開幕前最終テストのバーレーン・テストを最後に“凍結”となる。その一方,ホンダは2014年にF1にエンジン供給を行わないため,自由に開発をすることができる。また,鈴鹿サーキットなどの国際コースでのテストにも制限がかからず,2015年に向けてフルに開発が可能だ。
フェラーリのS・ドメニカリ代表は,後発であるホンダのアドバンテージを次のように認めている。
『我々は他の自動車メーカーと話をした。しかし,我々は(ホンダに対抗する)解決策を見つけられていない。我々はホンダに対してエンジン開発凍結を強制することができないし,まずなによりも,そのような閉鎖的な態度はグランプリに興味があるマニュファクチャーを遠ざけることになるだろう。我々は,日本人が素晴らしいアドバンテージをエンジョイできることを理解している。ただ,我々としては何かをすることができない。』
[2013.12.25]
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