FIAは,2014年からの新レギュレーションを確定した。2014年から導入される新レギュレーションとして目新しいのは,「段差ノーズの禁止」と「ペナルティ・ポイント制」だ。
段差ノーズはレギュレーション改定によって2012年から登場したが,“見た目が醜い”と評判が悪かった。FIAはノーズのレギュレーションを改定し,ノーズの高さを調整するようにして,実質的に段差ノーズが生じないように配慮する。
また,来シーズンからは「ペナルティ・ポイント制度」を採り入れ,違反を犯す毎にポイントが累積してゆく。この累積ポイントが12ポイントを超えると1レースの出場停止になる。
なお,この他にも様々な新レギュレーション導入が予定されている。
■金曜フリー走行1の開始30分に限りエキストラ(余分)・タイヤの使用を可能とする
■エキストラ・タイヤは走行機会を増やすためで,全ドライバーが使用可能
■ターボ・エンジンはシーズンを通して「1人に5基」まで使用可能
■規定のエンジン使用数を超えたらペナルティを受ける
■ターボ・エンジンの開発凍結は2014年から2020年
■開発凍結期間でもコストカットや信頼性向上の改善は可能
■ギアボックスは6戦連続で使用しなければならない(現在は5戦)
■ピットレーンのスピード制限は「レース週末を通して80km」で統一
■レースでピットストップの作業をするスタッフはヘッド・プロテクションを装着
[2013.06.29]
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