ピレリのタイヤ責任者を務めるP・ヘンベリーは,FIAと来シーズンの独占供給契約が更新されていない現状について
『今は5月中旬だけれど,まだ契約がなされていない段階で(来シーズンのタイヤスペックを決めなければならないのは)どれほど滑稽か分かるだろう。もしかしたら,我々がF1に居ないかもしれないのにネ。ある時点で誰かが決定をしなければならないんだ。』
とコメントし,F1撤退の可能性もあることを示唆した。
FIAはタイヤ供給メーカーに「9月1日に各チームへ来シーズンのスペックを伝える」ことを求めている。ピレリは今シーズンのタイヤ改善に追われているのが実情で,新レギュレーションに合わせたタイヤ構造の再設計にも時間を要するため,事実上の“時間切れ”の恐れがある。
[2013.05.25]
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