今シーズン開幕戦,マクラーレンの両ドライバーは中団勢に埋もれて苦戦することになったが,早くもメルボルンのパドックでは『2012年型のMP4-27に戻すのではないか!?』と噂されていた。
マクラーレンの2台はフリー走行からタイムが出せず,バトンが10位に入るのが精一杯でペレスは15位に沈んだ。決勝レースでも両ドライバーは中団勢のバトルに終始し,バトンが9位で2ポイントを獲得できただけだった。今シーズンのMP4-28は冬のテストでもタイムが出せなかったため,改善の余地を模索するよりも“昨年型を持ち出す”ことが噂されているようだ。昨年から今年にかけてレギュレーションの変更点がほとんど無く,MP4-27を持ち出すことに影響がないため,噂に拍車が掛かっている。
なお,マクラーレンは“旧型車を再び持ち出す”ようなことをしたことはないが,1992年シーズンに新型車(MP4/7A)と旧型車(MP4/6B)を2人のドライバーで使い分けたことがある。
[2013.03.18]
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