レッドブルの角田裕毅は、メディア会見のインタビューに応じ、トップチームに昇格して初めて公式にコメントした。
-Red Bull Showrun x Powered by Hondaに参加しての感想は?
『今日は幸いにも晴れて良かったです。残念ですが、当初予定していたRA272に乗ることは可能ではなかったんですが、RB7でレッドブル・レーシングカラーの状態でお披露目できました。さらに東京の中でF1に乗るという、ボクが子どもの頃から思い描いていた“東京でF1を走る”という映画の世界を実際に実現できました。さらにホンダとレッドブルのラストイヤーとしてコラボできたのは、日本人として光栄ですし、これからのモータースポーツにおいて良いスタートになったと思います。』
-昇格のオファーはどういう形であったのか?
『具体的なプロセスは控えさせていただきたいと思います。最初に電話が掛かってきたのはクリスチャン・ホーナー代表からで、“そういう可能性がある”ということでした。ちょうどイギリスに行く予定があり、RB/レーシング・ブルズのシミュレータに乗るためでした。そして“中国GPの後はどこにいる?”と言われ、“もしかしたらそういうことがあるかもしれないから準備しておいて欲しい”ということでした。ボクはシミュレータの予定は1日でしたが、それをイギリスにいる期間を1日か2日ほど延ばして、その間にホーナーさんから正式に面と向かって“これからレッドブル・レーシングで走る”ということを聞きました。トップチームからのオファーというのはなかなかないですし、こういう機会が人生でも巡ってくることもないと思うので、早速返事して“賛成します”としました。』
-今シーズンの成長の要因は?
『去年から少しずつ準備してきた中での“今年”でした。自分の中で、少しずつステップ・バイ・ステップで、ボクの目標としているドライバーに近づいてきました。2025年から若いドライバーが来る可能性ということもあり、そうなった場合にチームで経験があるのはボクになり、5年目になるのでマシン開発でフィードバックを求められることもあり、リーダーとしてのポジションを確立させるためにいっそうフィードバックに力を入れました。』
-シミュレータでのRB21の感想は?
『シミュレータで走ったときは、ドライバーがよく言っている“難しさ”というのは少し感じた部分はあります。でも、シミュレータでは、めちゃくちゃ難しいマシンというより、セットアップの方向性が全然違うなと感じました。乗っていて、レーシング・ブルズとは挙動が少し違いますし、そういった意味ではセットアップを少し変えなければならない部分もありました。シミュレータに乗った2日間でたくさんのセットアップを試して、自分に合うだろうなというセットアップを導き出せました。後は鈴鹿に行って試すだけです。シミュレータでは、今のところ、メチャメチャ苦労したということはなかったです。』
-日本人ドライバーの優勝に一歩近づいたと思うか?
『まあ、あまり考えたことないです。マシンのカラーリングが変わって、まだそのマシンでパフォーマンスを発揮できると確証できているわけではないですし。ただ、トップチームでパフォーマンスがあるマシンなので、それを最大限にだせたときにそのチャンスが巡ってくるかなと思います。まずはフリー走行1で、限られた時間の中でどれだけ鈴鹿でマシンを理解して徐々にパフォーマンスを発揮させられるかが重要だと思います。予選3回目とトップ10を目指していきたいですが、それ以上の表彰台を目指すというのはあまり頭にありませんが、もちろんそうなったら嬉しいです。』
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