クルマ関連雑誌を数多く発売する三栄は、ムック『GP CAR STORY』の発売を開始した。
『GP CAR STORY』は、毎号1台のF1マシンにフィーチャーし、マシンが織りなすさまざまなエピソードとストーリーを深く掘り下げて紹介する一冊。チャンピオンマシンだけではなく、その当時に鮮烈な印象を与えたマシンからドライバーまで、様々な視点で取り上げてきた。
最新号では、「フェラーリ 412T1」をクローズアップ。412T1は、フェラーリが1994年シーズンに投入したマシン。当時のトップデザイナーだったＪ・バーナードがデザインを担当し、チタニウム板溶接構造の小型軽量ギアボックスをはじめとした様々な最新アイデアが投入された。
412T1は、シーズンを通して信頼性不足に悩まされた。シーズン途中のフランスGPでは早々に「412T1B」が投入され、さらにシーズン後半戦でも改良パーツが矢継ぎ早に開発された。412T1はシーズンを通してドイツGP（Ｇ・ベルガー）の1勝のみに終わった。
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［2024.03.17］
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