アルピーヌは、チームの技術部門の再編を行うことを発表し、テクニカル・ディレクターらがチームを去ることを明らかにした。
今シーズン、アルピーヌは2024年型ニューマシン「A524」を早い時期にお披露目し、開幕戦に向けて期待が集まっていた。しかし、A524は開発の段階から重量オーバーであることが判明し、バーレーン合同テストでも満足なタイムを出せずに終わった。
開幕戦のバーレーンGPでは、どのセッションもタイミングシートの下位に沈んだ。予選ではP・ガスリーとE・オコンがグリッド最後尾を占め、優勝経験ドライバーを二人を抱えながら散々な結果となった。決勝でも後方でのレースが続き、17位・18位完走が精一杯だった。
アルピーヌは危機的な状況を受けて、A524の開発を主導したテクニカル・ディレクターのM・ハーマンと空力担当者のD・デビアがチームを去ることを発表。事実上の更迭とみられている。
アルピーヌは後任としてJ・バーネル(エンジニアリング部門)/C・ピルビーム(パフォーマンス部門)/D・ウィーター(空力部門)をテクニカル・ディレクターに昇格させる。これまで1名のテクニカル・ディレクターが全部門を統括してきたが、今後は3名体制で責任を明確化させる。
なお、アルピーヌは昨年夏からチーム再編が相次いでいる。チーム首脳陣や技術部門の関係者の多くがチームを去るケースが多くなっている。
[2024.03.05]
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