マクラーレンのＡ・ステラ代表は、カナダGPの際にＬ・ノリスの前方を走るＥ・オコンが“リア・ウィングが揺れる”状態で走行を続けたことに関して、不満を示した。
『今、レース・ディレクションはチームに注意義務を委ねている。マシンをリタイアさせるべきか、それともマシンをとどめておくべきか、その判断をするのはチームなんだ。チームはレース競技に参加している以上、関係者全員の安全と自分たちの結果の最大化という点において、利害関係が対立してしまう。』
『我々は自分達のマシンの構造を知る必要がある。“自分達のマシンのコンポーネントをこのような状態で出すだろうか”と考える必要がある。おそらく、我々としては“いいえ”だろう。つまり、それは責任感ということだ。これは各チームによって異なる解釈が出来るんだろうけれどね。』
オコンはリア・ウィングをグラつかせたまま走行を続けたが、ウィングが脱落することなく完走した。マクラーレンは“危険な状態でマシンを走らせた”ことに不満を持っており、FIAと話し合いの場を持つことを求めている。
［2023.06.26］
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