今春、元ワールドチャンピオンのＮ・ピケはブラジルの裁判所から「道徳的損害賠償」として罰金を言い渡された。ピケはこれを不服として控訴していたが、棄却された。
2021年11月、ピケはＭ・フェルスタッペンとＬ・ハミルトンのタイトル争いを評論した際、ハミルトンに対して人種差別的な発言を行い、さらに同性愛に対して嫌悪的なコメントをした。この言動を巡り、ブラジルの人権団体がピケを相手取って裁判を起こしていた。
ブラジルの裁判所は、懲罰的な制裁としてピケに約1億2500万円の罰金を言い渡していた。ピケは問題となった発言について、昨年の段階で謝罪のコメントを出していたが、裁判結果には不服として控訴していた。
［2023.06.06］
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