ウィリアムズは、オーストラリアGP・決勝レースで生じたA・アルボンのクラッシュについて、リアのグリップが限界点を超過したためによるものと結論づけた。
アルボンは5コーナーを通過時にマシンのコントロールを乱し、グラベルでスピンを喫してウォールに接触。マシンはダメージを受けることになったが、アルボンに怪我はなかった。
アルボンは、クラッシュが起こる7周目までは5コーナーでリフトオフし、アクセルを少し戻す形でスピードを調整していた。5コーナーは、予選までは全開で走り、決勝ではリフトオフをしてスピードを調整するのが定石となる。ウィリアムズは、マシンが好調であることから5コーナーは“全開で行ける”と判断して指示をしたが、その矢先にアクシデントが起こってしまった。
チームの分析では、それまでよりも約10km近く速い車速で5コーナーに進入することになり、マシンがアウト側の縁石を強く踏み込んで振動が生じた。そのことでタイヤ温度が急上昇してグリップを失い、コントロールを乱すことになったとしている。
[2023.04.11]
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