今シーズン、フェラーリは一時的にタイトル争いをしながら失速することになったが、Ｍ・ビノット代表に更迭の噂がされている。
ビノット代表は2019年からチームを率いている。これまで技術部門の責任者を務めてきたが、チームが困難な時期にチーム代表に就任し、技術面からフェラーリの再興をはかってきた。これまで苦労のシーズンが続いてきたが、今年から成績も上向くようになった。
ビノット代表は、レギュレーションが大きく変わる2022年をターゲットにマシン開発を進め、今シーズン開幕戦で勝利を挙げて幸先の良いスタートを切った。シーズン序盤はフェラーリがチャンピオンシップをリードしたが、しだいに失策やミスが目立つようになり、レッドブルに逆転を許してしまった。先日のサンパウロGPでもチームオーダーを巡ってドライバーと意見の対立がみられた。
フェラーリ経営陣は、ビノット代表に見切りをつけて既に後任人事に着手していると噂される。後任候補として、アルファロメオでチーム代表を務めるＦ・バッサー代表の抜擢や、GTレース部門を統括するＡ・コレッタの起用が憶測されている。
［2022.11.16］
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