ベルギーGPがはじまる直前、メルセデスAMGは「AMG創設55周年」を記念したプロモーションを発表していたが、そこでお披露目されていた“赤の特別カラーリング”はレースで使われることはなかった。
メルセデスのハイパフォーマンス部門である「AMG」は、1971年スパ24時間耐久レースでクラス優勝を達成した。そのときのマシンが大きかったため、勝利を祝して「レッドビッグ」と愛称され、今回のプロモーションでも「F1マシンに赤色の特別カラー」「当時を彷彿とさせる丸形の大きなカーナンバー」がイメージとして案内された。
丸形の大きなカーナンバーは、Ｌ・ハミルトンとＧ・ラッセルのマシンにつけられ、レース週末を戦った。しかし、赤色の特別カラーは施されず、ショーカーとして展示されるに留まった。チームは赤色が実際のマシンに施されなかった理由として、「マシンの重量問題に影響を与えるため」として、特別カラーのペイント/スキンシールによりマシンが重くなることを嫌ったためと説明した。
［2022.08.30］
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