ルクセンブルクの検察当局は、ロータスの元チーム代表であったＧ・ロペスに対して金融事件で捜査を行っている。

ロペスは、投資会社「ジェニイ・キャピタル」の創設者として知られている。ジェニイ・キャピタルはモータースポーツやサッカーにも積極的に関わり、2009年にルノー・グループからF1チームを買収。2010年から2015年にかけて「ロータスF1チーム」ブランドでF1参戦を行ってきた。

ジェニイ・キャピタルは2015年末に保有株の大半をルノーに売却/返上し、F1活動から撤退した。しかし、ロータスF1チームからロペスが所有するサッカークラブ「CSフォラエシュ」へ約2億9000万円の不審な送金があり、ルクセンブルクの警察当局が捜査を進めていた。この資金は香港の企業へ送金された後、ジェニイ・キャピタル関係者に貫流していることが確認されている。

ルクセンブルク検察庁は刑事裁判の手続きを進めているが、ロペスは今回の容疑について、事実無根と否定を行っている。

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