FIAのC・ホワイティングは,ヨーロッパGP・決勝終盤にダブルイエローが出た際,メルセデスAMGのM・シューマッハがDRSを作動させていただことについて,次のように見解を示した。
『スチュワートからの報告では,ダブルイエロー・ゾーンで(シューマッハが)大幅にスピードを緩めたということだ。ただし,ダブルイエロー時のDRSの取り扱いについては規定がない。イエローが出ていたとしても,DRSが開いているのか,もしくは閉じられている必要があるのかというルールはないんだ。決定的な要素は,ドライバーがスピードを落としたかどうかだ。シューマッハは1周前と比べて大幅にスピードを緩めていた。』
なお,決勝レース終了後にレッドブルは“シューマッハがDRSをダブルイエロー区間で使用していた”として抗議していたが,スチュワードはペナルティを科すことなくシューマッハの3位表彰台が確定している。
[2012.06.27]
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