ホンダのF1テクニカル・ディレクターを務める田辺豊治氏は、アメリカGP・決勝でP・ガスリーがリタイアを喫したものの、レッドブル勢が表彰台を獲得し、角田裕毅もポイントを獲得して好結果を喜んだ。
『今日のアメリカGP決勝は、レッドブルのフェルスタッペンがポール・トゥ・ウインで優勝を飾りました。ペレスが3位に入り、前戦トルコGPでのホンダスペシャルカラーに続き、今回はAcuraをリアウイングに付けたマシンで、2戦連続のダブル表彰台を獲得することができました。』
『フェルスタッペンは早めにピットインする戦略を採り、それに対してピットインを遅らせたハミルトンが終盤激しく追い上げを仕掛けてきましたが、レースペースを見事にマネージしてポジションを守り切り、優勝しました。マックスの素晴らしい走りで、とてもエキサイティングなトップ争いになったレースだったと思います。チームメートのペレスは、週末を通して速さを見せ、2戦連続の3位を獲得。コンストラクターズチャンピオンシップを争うチームに大きく貢献しました。また、今回は(ホンダのF1マネージングディレクターを務める)山本さんが表彰台に上がりましたが、レッドブルからの嬉しい計らいとリスペクトに感謝しています。』
『アルファタウリの角田は、素晴らしいスタートで2台をオーバーテイクすると、その後も粘り強い走りで9位入賞を果たしました。6戦ぶりのポイント獲得、2戦連続の予選3回目進出と合わせて今後もこの勢いを持ってシーズン終盤を戦ってくれればと思います。ガスリーについても、序盤は入賞圏内で良い走りを見せていただけに、サスペンショントラブルによってリタイアせざるを得なかったことは残念でした。』
『次戦は、ペレスの母国メキシコでのレースとなります。今シーズンのレースも残り5戦となりましたが、我々にとっては長く厳しい戦いが続きます。一戦一戦の結果がとにかく大切になってきます。チームとともに万全の準備をして次戦に臨みます。』
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