ホンダのF1テクニカル・ディレクターを務める田辺豊治氏は、レッドブルの2台がダブル入賞を達成し、アルファタウリもP・ガスリーが一時は入賞圏内の走りをみせ、レースを次のように振り返った。
『今日のロシアGP決勝は、最終盤に降り出した雨により波乱の展開になりました。その中で、最後尾からスタートしたレッドブルのフェルスタッペンが多くのオーバーテイクを決め、雨も味方につける形で2位表彰台を獲得しました。』
『パワーユニット交換のペナルティから見事にポジションを回復して2位のポイントを獲得できたことは、この先も続くチャンピオンシップ争いに向けて非常にポジティブな結果です。8番グリッドからスタートしたペレスは、上手くスタートタイヤをマネージして、雨で大きくポジションが動き出すまでは表彰台も可能なレースを見せてくれましたが、雨脚が予想より強まったことでポジションを落とし、9位という結果に終わりました。』
『アルファタウリの2台はレース中、終始DRSトレインの中での走行を強いられて思うようにポジションアップができず、また、最後の雨に足を引っ張られる形で、2台ともに入賞圏外に終わったことは、残念に思っています。』
『フェルスタッペンがハミルトンに2ポイント差でドライバーズチャンピオンシップのリードを譲る形にはなりましたが、まだまだ熾烈な争いが続きます。またすぐに次のレースがやってきますので、そこで良いレースをできるように十分に準備を進めていきます。』
[2021.09.27]
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