ホンダは、今シーズンに投入している最新のES(エナジーストア)の開発について、公式ホームページに解説記事を掲載した。
ホンダは夏休み明け後のシーズン後半にESをアップデートさせた。この最新ESについて、HDR Sakura センター長 兼 F1プロジェクトLPLである浅木泰昭氏は、次のように説明している。
『新型ESの開発プロジェクトは、エネルギー効率の改善と徹底した軽量化の両立を目標に、数年をかけて進めてきました。ホンダとしては、今年でF1最終年となりますが、そのシーズン後半戦になんとか間に合わせて、低抵抗で高効率な超高出力軽量バッテリーセルを搭載した新型ESを実戦投入できました。悲願である、打倒メルセデス、そしてチャンピオンシップ獲得を実現するためには、さらなるパフォーマンスの改善が必要な状況でしたから、当初の開発計画では2022年シーズンを予定していた新型ESの開発計画を大幅に前倒しして、2021年シーズン中の投入を達成しました。』
『ESは、高電圧・高出力といった特殊要件が求められることから、開発や製造に際して専用の治具や組立設備の環境構築が必要になります。化学製品としての特性から、レースでのクラッシュ時における安全性確保について多岐にわたる検証テストが行われ、航空機輸送のための認証取得もあるなど、その他のパワーユニットコンポーネントに比較して、非常に長い開発期間を要します。』
『今季のチャンピオンシップ獲得という大きな夢を叶えるため、まさにホンダの総力を結集して取り組み、8月中の投入を果たすことができました。こうして完成した新型ESですが、その効果は今シーズンだけでなく、2022年はレッドブルへと引き継がれていきます。そうした意味でも、ホンダにとっては現在のパートナーシップだけでなく、将来への想いを込めたものだったとも言えるプロジェクトでした。』
■ホンダ「新型バッテリーの開発」
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