元F1ドライバーのカルロス・ロイテマンが死去したことが、家族によって報告された。享年79歳。
ロイテマンは5月初めに体調を崩し、母国アルゼンチンの地元病院に緊急搬送された。ロイテマンは治療環境が整ったロサリオの病院で集中治療室に入り、容態の経過が観察されてきた。2週間の入院生活を終えて、退院し、自宅で療養が続けられてきた。しかし6月に入ってから再入院し、帰らぬ人となった。
ロイテマンは1970年代から1980年代にかけてF1で活躍。1981年にはシーズン最後までドライバーズ・チャンピオンを争い、僅差で2位に終わった。レーサーを引退してからは母国アルゼンチンで政界に進出。同国の上院議員を努め、政治家として精力的に活動した。
ロイテマンの娘は、次のようにメッセージを発表している。
『お父さんは、最後まで同行した強く気高い心でチャンピオンのように戦った後、安らかに尊厳を持って旅立ちました。私は、私が持っていた父を誇りに思い、祝福しています。』
［2021.07.08］
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