元FIA会長のマックス・モズレーが、死去した。享年81歳。
モズレーはマーチ・チームを創設し、共同オーナーとしてF1への関わりを持った。その後、コンストラクターズ組織である「FOCA(フォーミュラ・ワン・コンストラクターズ・アソシエーション)」の代表を務め、B・エクレストンと共にFIAやレース主催者との交渉や取りまとめを行ってきた。
1993年、モズレーはFIAの会長に就任し、2009年まで会長職を務めた。一時はFIAとチーム側の対立で緊張が高まった時期もあったが、強いリーダーシップを発揮してF1の改革に努めた。なかでもF1マシンの安全性向上に多くの努力をはらい、1994年サンマリノGPでA・セナとR・ラッツェンバーガーが亡くなる痛ましい事故の後は、モータースポーツの安全性を研究・改善するため、シド・ワトキンス教授を議長とする諮問専門家グループの結成した。
モズレーの安全性向上にかける熱意は、F1だけではなく他カテゴリーのレース関係者を巻き込んで行われた。モズレーの取り組みにより、エンジン排気量や出力の低減、コーナリングスピードを下げるための溝付きタイヤの採用、事故の際にドライバーの首を守るための「HANSデバイス」の導入が行われた。また、サーキットの安全設備改善やシャシーの衝突試験の要件の大幅な引き上げなどが行われ、モータースポーツの安全性を飛躍的に向上させた。
[2021.05.25]
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