アルファロメオは、エミリア・ロマーニャGP・決勝レースでK・ライコネンにペナルティが科された件に関して、異議申し立ての権利があることをFIAに確認した。
決勝レース中盤、G・ラッセルとV・ボッタスがクラッシュし、レースは赤旗中断となった。レースはセーフティ・カー先導で再開されたが、その最中にライコネンは3コーナーでスピンし、L・ハミルトンと角田裕毅に先行を許すことになった。
レギュレーションでは、「第1セーフティ・カー・ラインの手前であれば失ったポジションを取り戻せる」「、第1セーフティ・カー・ラインまでにポジションを取り戻せない場合はピット・レーンに入り、他のマシンが再スタート後に合流しなければいけない」と定義されている。
アルファロメオは、セーフティ・カー先導中の走行が“フォーメーション・ラップ”とも解釈できるため、レース・スチュワードに確認を行っていた。そのため、ライコネンはポジションをキープして順位を回復せず、そのまま再スタートを切った。この時の行為が「ピットに戻らず再スタートを切った」として、30秒加算のペナルティ対象となった。
アルファロメオは、FIAに対して控訴する権利があるか問い合わせを行い、FIAはその権利を認めた。
[2021.05.02]
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