FIAは、昨年のバーレーンGP・決勝で発生したR・グロージャンのアクシデントの事故調査を完了させ、報告書を発表した。
グロージャンはスタート直後の3コーナー出口で加速をする際、D・クビアトと接触してマシンのコントロールを失った。グロージャンのマシンはイン側のガードレールを突き破り、マシンは真っ二つになり炎上した。
マシンが火災を起こすアクシデントは、安全対策が施された近代マシンでは非常に希な事故となった。このアクシデントでグロージャンは約30秒間にわたり炎の中にいたが、奇跡的にも火傷の不詳で済んだ。
FIAの事故調査では、グロージャンがガードレールに突っ込んだ際、マシンは加速状態だったため時速は192kmに達していた。ガードレールには29度の角度で衝突し、22度のヨーが発生。衝突によるGフォースのインパクトは67Gを記録した。このGの大きさは、近年のアクシデントでは最大級のものだった。
FIAは、今回の事故の教訓として、22分野の改善項目を特定した。これはF1マシンの改善だけではなくサーキットの安全設備にも関連し、今後はレギュレーション改定を進めて安全面の向上を図る。
なお、ハースは昨年のアクシデントをふまえ、2021年のニューマシン「VF-21」では燃料ハッチやヘッドレストを改良し、安全対策を図った。
[2021.03.06]
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