ホンダのF1テクニカル・ディレクターを務める田辺豊治氏は、シーズン最終戦・アブダビGPでM・フェルスタッペンが優勝を飾り、来年に向けて期待がもてる結果でシーズンを締めくくり次のように語った。
『今日のシーズン最終戦アブダビGP決勝は、レッドブルのフェルスタッペンがポール・トゥ・ウィンを飾り、ホンダとしてシーズン3勝目を挙げることができました。フェルスタッペンは終始トップを譲らない力強い走りで、ライバルを寄せ付けずチェッカーフラッグを受け、最終戦を勝利で締めくくってくれました。チームメートのアルボンは、終盤前の車に迫る走りを見せたものの残念ながら4位、アルファタウリのガスリーは見事なオーバーテイクをいくつも見せて8位、クビアトはピットストップでポジションを大きく落としたことが響き、惜しくも入賞には一歩届かず11位という結果でしたが、ホンダとして良いかたちでシーズンを締めくくることができました。』
『コロナ禍の中、短期間かつ過密日程で戦うことになったシーズン全体を振り返ってみると、レッドブルと一緒にチャンピオンシップ獲得を目標としてシーズン・インを迎えたものの、結果としてはチャンピオンのメルセデスAMGに大きく離されるという悔しい一年になりました。パッケージとしてさらなる進化を果たさなくてはいけないことを痛感している一方で、今日の勝利以外にも、F1の70周年記念レースでの勝利や、アルファタウリとの50戦記念レースでガスリーが初勝利を挙げるなど、記憶に残るレースができたと思っています。』
『また、シーズン3基の使用が許されているパワーユニット・レギュレーションに沿う形で、ホンダ・パワーユニットを搭載する4台全てがパワーユニット交換によるペナルティなしでシーズンを終えられたことは、過去に学び信頼性の向上を図れた結果だと思っています。コロナ禍によりさまざまなイレギュラーに対応し、厳しいシーズンを戦い抜いてくれたホンダ、レッドブル、アルファタウリの全てのメンバーに、感謝の言葉を贈りたいと思います。そして、それを支えた家族、さらにはその活動を支えてくれた方々にも感謝いたします。』
『すでに発表されているように、来年はホンダにとってF1に参戦する最後の一年になります。チャンピオンシップ獲得を目指し、ファクトリーではさらなるパフォーマンスアップに向けて、チームとともに開発を懸命に続けていきます。ここから短いオフ・シーズンに入りますが、さらに強くなって戻ってきたいと思います。みなさま、今シーズンも応援をいただき本当にありがとうございました。そして、来年もご声援をよろしくお願良いたします。』
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