F1は、バーレーンGP・決勝レースで発生したR・グロージャンのアクシデントに関して、事故の映像を繰り返し放送したことに関して“問題はなかった”との認識を示した。
グロージャンはスタート直後の3コーナーで大クラッシュを起こした。国際映像は4コーナーへと向かうマシンを映していたが、後方でグロージャンのマシンが炎上するシーンを捉えていた。その後、国際映像はカメラを先頭集団に切り替えてバックストレートを映し、事故現場の映像はしばらく流されなかった。
アクシデントからしばらくたってグロージャンがマシンから脱出したシーンが流され、マシンが大破している衝撃的な現場映像が流された。レースが再開されるまでクラッシュシーンが繰り返されたため、D・リカルドはこのときの措置を批判していた。
F1は、国際映像の放送手順を次のように説明している。
『まずはじめに、F1ではこのアクシデントはエンターテイメントのためのものではないし、リプレイが放送されるまでにいくつかの手順やプロトコルが設けられている。事故の直後、全てのオンボードやヘリコプターの映像などはカットされる。レースコントロールと放送センターには直通の通信がある。ドライバーの無事が確認されるまでは、映像は上映されない。だからロマンが救急車に乗り、ヘルメットを脱ぎ支援を受けながら歩いているところから映した。事故のリプレイは、レースコントロールとFIAからの承認と確認があるまでは、放送されない。それがあってリプレイが行われた。』
[2020.12.01]
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