FIAは、ベルギーGP・決勝レース序盤に発生したA・ジョビナッツィのアクシデントを検証することを決めた。
ジョビナッツィは9周目に14コーナー出口でアウトに膨らみ、マシンの制御を失ってタイヤバリアに突っ込んだ。その際に左リア・タイヤが脱落してコース上に飛んでゆく事態となった。脱落した左リア・タイヤはコースを横切るような形となり、回避行動をとったG・ラッセルのマシンと接触した。
現代のF1マシンは、アクシデントでタイヤが飛び散って二次被害が出ないよう「マシンとホイールアップライトをテザーで繋ぐ」対応がされている。そのため、近年のアクシデントでは“タイヤが飛んでゆく”シーンはほとんど見られなくなった。しかし、今回のアクシデントではテザーが破断したことから、FIAは詳細調査を行う必要性があると判断した。
FIAは、アクシデント後にジョビナッツィのマシンの調査を開始。アクシデントのレース映像分析をはじめ、アクシデント後にジョビナッツィのマシン写真撮影を行い調査を進めている。
[2020.09.03]
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