ホンダのF1テクニカル・ディレクターを務める田辺豊治氏は、70周年記念GPの予選でレッドブルとアルファタウリの3台のマシンが予選3回目進出を果たし、明日の決勝レースにも自信をみせた。
『今日の予選は、昨日ほどではないものの、27度とイギリスとしては比較的気温が上がった中でのセッションとなりました。ソフト・タイヤがあまり長く持たないということからタイヤの選択が難しい予選となりましたが、そのような中でホンダ・パワーユニットを搭載する3台が予選3回目へ進出し、まずまずの予選になりました。』
『レッドブルのフェルスタッペンは、明日のスタートタイヤを決める予選2回目をトップ10中唯一のハード・タイヤで通過、予選3回目でも明日のレースに向けて期待の持てる2列目の4番グリッドを獲得しました。』
『アルファタウリのガスリーは、ここのところの調子の良さを予選結果につなげて今季最高の7番手、9番手のアルボンと、コースアウトもあり僅差で予選1回目落ちとなってしまったクビアトとともにマシンに競争力はあると思うので、それぞれ明日のレースでのポジションアップを期待します。』
パワーユニットとしては今日も大きな問題のない一日でした。明日は特にタイヤの使い方など、戦略も含めて難しいレースになると思いますが、パワーユニットとしては最大限のパフォーマンスを発揮できるように準備を進めます。』
［2020.08.09］
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