クルマ関連雑誌を数多く発売する三栄は、ムック『GP CAR STORY』最新号の発売を開始した。

『GP CAR STORY』は、毎号1台のF1マシンにフィーチャーし、マシンが織りなすさまざまなエピソードとストーリー深く掘り下げて紹介する一冊。チャンピオンマシンだけではなく、その当時に鮮烈な印象を与えたマシンまで、様々なマシンを取り上げてきた。

最新号では「ロータス 107」を特集。107はロータスが1992年シーズンに投入したマシン。新進気鋭のデザイナーであったＣ・マーフィーがデザインを担当し、コンパクトなフォードHB・エンジンのおかげもあり競争力を発揮した。107にはセミアクティブサスペンションが搭載されたが、実際にはほとんど使用されなかった。しかし、空力特性を活かしてシーズン後半にはコンスタントにポイントを獲得した。

107は3シーズンに渡って使用され、最終型の「107C」では無限V10エンジンを搭載。しかし、3シーズンを経たマシンは時代についてゆけず、成績は低迷した。

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