ピレリは、次回のバルセロナ合同テストでオランダGP用のタイヤをテストすることを決めた。
オランダGPは今シーズンからF1カレンダーに復帰したが、舞台となるザントフールト・サーキットには最終コーナーに「バンク」が設けられている。ピレリはオランダGPにC2コンパウンドを中心に投入するとみられているが、バンクに対応するためプレッシャーを特別に調整した仕様にする予定だ。
ザントフールト・サーキットはグランプリ開催に向けて改修工事中のため、ピレリは路面データに関する情報を持ち合わせていない。次回のバルセロナ合同テストでは、各チームにオランダGP仕様のプロトタイプのタイヤを提供し、使用感を試す。
F1ではバンクのあるサーキットはほとんどない。2005年のアメリカGPでは、インディアナポリスのバンクにミシュランタイヤが耐えられず、多くのマシンが決勝レースを辞退することになった。FIAとピレリはこのような事態の再発を防ぐため、現段階からテストを行うことになる。
[2020.02.23]
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