F1は、2030年までにCO2排出量を段階的に削減してゆき、「カーボンニュートラル」を目指す行動テーマを発表した。
F1はエンジンとガソリンを用いてCO2を積極的に排出するスポーツだが、カーボンニュートラルを目指すサステナビリティ(持続可能性)の宣言を行い、FIAやチーム、サーキットやサプライヤーなど多くの関係者を巻き込んで目標達成を目指す。F1は長い歴史においてサステナビリティを発表したのは今回が初めてである。
具体的な行動として、エンジンからのCO2排出量を削減するとともに燃焼効率を上げてエネルギーロスを少なくさせる。また、回生エネルギーを効率よく使用する“ネットゼロカーボン・ハイブリッド・パワーユニット”を目指す。グランプリの現場でも環境負荷低減に取り組み、2025年を目処に使い捨てプラスチックの使用を取りやめることを予定している。
F1がこのようなテーマ設定をするのは初めてだが、マクラーレンやルノーはこの計画に賛成を示した。他のチームやメーカーは反応を明らかにしていない。
[2019.11.13]
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