ドイツGPのレース・スチュワードは、アルファロメオのK・ライコネンとA・ジョビナツィのマシンにレギュレーション違反があったとして、ペナルティを科すことを決めた。
ライコネンとジョビナツィのマシンには、決勝スタート時のクラッチ作動に違反があったと判断された。現在のレギュレーションでは、ドライバーがクラッチ動作をしてから実際に作動するまでは0.07秒の遅延しか認められていない。しかし、アルファロメオの2台は0.2秒から0.3秒の遅延が生じるように設定されていた。
クラッチ動作に遅延が生じることで、今回のようなウェット状態のスタートではトラクション・コントロールと同様の働きをすると考えられている。実際にどれほどのメリットが生じたのかは不明だが、スチュワードは規定違反として厳しく裁定した。
ライコネンとジョビナツィは7位/8位でチェッカーを受けたが、10秒のストップ&ゴーペナルティが科される。しかし、裁定がレース後であったため、決勝タイムに30秒加算される。このペナルティによって二人は12位/13位まで降格。代わってL・ハミルトンが9位に繰り上がり、10位にはR・クビサが入る。クビサにとって今シーズン初入賞となった。
[2019.07.29]
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