FIAは、今週末のイギリスGPではDRSゾーンを2箇所に設定することを決めた。
昨年、イギリスGPでは3箇所のDRSゾーンが設定されていたが、「ホームストレートから3コーナー区間」のDRSゾーンが削除されることになった。FIAは昨年のレースを分析し、安全性の観点から削除が決まった。
DRSゾーンは、ストレート区間に設けられるのが原則となっている。しかし、「ホームストレートから3コーナー区間」には1コーナーと2コーナーがあり、“マシンに十分なダウンフォースがないままDRS全開で通過するマシン”があった。実際にR・グロージャンとM・エリクソンがクラッシュし、大きなアクシデントとなった。そのため、FIAはこの区間でのDRSの運用を取り止める判断をした。
今年のイギリスGPでは、「5コーナーから6コーナー区間」と「ハンガー・ストレート(チャペル・コーナーからストウ・コーナー)区間」の2箇所のみでDRSが運用される。
[2019.07.10]
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