元ワールドチャンピオンのN・ラウダが、5月20日に亡くなったことがラウダの家族より発表された。享年70歳。
ラウダは昨年夏に肺移植手術を受けて療養生活を過ごし、週末には腎臓透析の治療を受けていることが報告されていた。体調は昨年から優れず現場復帰が先延ばしされていたが、今週月曜日に家族に見守られながら静かに亡くなったという。
ラウダはオーストリア出身で、1971年にマーチからF1デビューを飾る。その後、フェラーリやブラバム、マクラーレンなど複数のチームを渡り歩き、通算3度のワールドチャンピオンに輝いた。1976年ドイツGPでは大クラッシュでマシンが炎上し、頭部に大火傷の重症を負った。ラウダは生死をさまよったが奇跡的に一命をとりとめ、再びF1に戻ってきてタイトル争いを繰り広げた。ラウダの不屈の闘志は“不死鳥”と称され、多くのファンを魅了した。
ラウダは、F1引退後は実業家に転身し、航空会社の経営者としても手腕を発揮した。航空会社を手放し、2012年からはメルセデスF1チームの非常勤役員に就任し、チームをサポート。昨年末に体調不良に見舞われるまで、ほぼすべてのグランプリに帯同した。病に倒れてからも現場復帰に意欲をみせていたが、残念ながらその夢は叶わなかった。
なお、ラウダの半生は『Rush』として映画化。日本では邦題『ラッシュ/プライドと友情』として上映され、話題となった。
[2019.05.21]
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