FIAは、2019年シーズンからのテクニカルレギュレーションおよびスポーティングレギュレーションを最終承認した。
2019年はフロント・ウィングの規定が変更され、今よりも付加パーツが制限されシンプル化される。また、マシンの重量制限が740kgから743kgへ増加される。2021年からはF1は大幅なレギュレーションを予定しているが、これにむけたコンピュータによる数値流体力学解析「CFDシミュレーション」による開発制限は撤廃される。
スポーティングレギュレーションでは、セーフティカー終了時の運用が変更される。これまでセーフティカーが退く直前に「SCボード撤去/グリーンフラッグ」とされてきたが、2019年からは「SCボード撤去/イエローフラッグ」へと変わる。イエローフラッグは、セーフティカーが退いてからコントロールラインを通過するまで継続される。
2019年は、エンジン交換によるグリッド降格ペナルティも見直される。これまではパワーユニットの交換パーツに応じて“60グリッド降格”といった大幅なペナルティを受けていたが、これが「15グリッド以上の降格になると一律で最後尾スタート」へと変更される。複数台のマシンが最後尾スタートとなった場合、これまでの「コースに出た順」から「予選順位順」でグリッドが調整される。
その他の規定改定では、テスト・セッションにおける燃料の取り扱いが厳格化される。これまでテスト・セッションでは燃料取扱規程が設けられていたが、形骸化され守られてこなかった。テスト・セッションでの給油事故や火災事故を防ぐため、燃料流量や給油手順がグランプリ週末と同じ基準に引き上げられ、監視が強化される。
[2018.12.06]
[関連記事] |
・FIA関連トピック |
---|
FIAは、中国GPの金曜日セッションで生じた「7コーナー付近での芝生の火災」について、原因調査に乗り出すこととを決…
中国GP・スプリント予選でポールポジションを獲得したマクラーレンのL・ノリスは、雨が強くなる難しいコンディショ…
レッドブルのM・フェルスタッペンは、中国GP・スプリント予選を4番手終えて、次のようにコメントした。 『コース上…
中国GP・スプリント予選で6番手につけたレッドブルのS・ペレスは、雨の影響を大きく受けたセッションを次のようにコ…
月間記事 | ドライバー | チーム/その他 | ||||
・2024年 4月(127件) ・2024年 3月(205件) ・2024年 2月(149件) ・2024年 1月(155件) ・2023年 12月(154件) ・2023年 11月(182件) ・2023年 10月(191件) ・2023年 9月(197件) ・2023年 8月(170件) ・2023年 7月(205件) ・2023年 6月(175件) ・2023年 5月(185件) |
・ハミルトン ・ベッテル ・ガスリー ・ヒュルケンブルグ ・グロージャン ・サインツJr ・ペレス ・ライコネン ・クビアト ・クビサ |
・ボッタス ・ルクレール ・フェルスタッペン ・リカルド ・マグヌッセン ・ノリス ・ストール ・ジョビナッツィ ・アルボン ・ラッセル |
・メルセデスAMG ・フェラーリ ・レッドブル ・ルノー ・ハース ・マクラーレン ・レーシング・ポイント ・アルファロメオ ・トロ・ロッソ ・ウィリアムズ |
・全般 ・レース関連 ・日本GP ・FIA ・ピレリ ・テスト ・サーキット ・イベント ・フジテレビ ・ホンダ |