FIAのレース・ディレクターを務めるC・ホワイティングは、モナコGP・決勝スタート前に「フェラーリのシステムに問題はない」との見解を示した。
フェラーリは今シーズンの速さの理由として、ERSシステムに細工をして、バッテリーを2つ登載してレギュレーション違反状態にあるのではないかと疑われていた。モナコGPの週末には、FIAはフェラーリのマシンに監視システムを装着し、違反がないかチェックをした。
ホワイティングは、モナコGPで得られたデータから、“問題なし”との姿勢を明確にした。
『バクーでは説明がつかず心配し、彼らと共に仕事をしてきた。ルールブックでは、競技者がFIAを満足させるのが義務だが、満足させるのは難しかった。しかし、今、我々は満足だ。(最初の調査では)いくつかのデータは説明がつかず、フェラーリと共に調査をしたが、説得させるものとはならなかった。我々は問題の根底に到達したいと思っていた。スペインでは、その確認のためにいくつかの対策を行い、そして(モナコで)満足するだけのものを見いだしたんだ。』
[2018.05.28]
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