ホンダのF1テクニカル・ディレクターを務める田辺豊治氏は、今週末のバーレーンGPにむけて次のように意気込みを語った。
『非常に厳しい結果に終わった開幕戦を経て、チームは第2戦の開催地、バーレーンに向かいます。メルボルンでは、レース中にガスリーのパワーユニットのMGU-Hにトラブルが発生し、その影響でICEにもダメージを受けました。そのため、今回のバーレーンGPにはMGU-Hとターボ、ICEを交換して臨みます。MGU-Hとターボは、オーストラリアで抱えたトラブルの解析を行い、対策を施したものを投入する予定です。
解析結果を踏まえ、万全を期すため、今回はハートレーにもガスリーと同じMGU-Hとターボの投入を決定しました。年間で使用可能なPUが3基に制限されている中、2戦目で2基目のコンポーネントを投入することは非常に重い決断です。この先、同じことを繰り返すことが無いように開発を続けます。
開幕までは非常にいい流れで来ていただけに、チームやファンの期待を裏切るような結果になったことはとても残念に思っています。ここ、バーレーン・インターナショナル・サーキットはパワーユニットにとってタフな環境ですが、一歩一歩、進化を見せられるよう、まずは目の前の戦いに挑みます。』
[2018.04.05]
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