ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏は、今週末のアメリカGPでポイント獲得を目指すことを強調した。
『アジアでの連戦を終えたシーズンはここから終盤戦をむかえますが、次は南北アメリカ大陸での連戦に向かいます。
マクラーレン・ホンダとして最後のホームグランプリとなった鈴鹿は、我々にとってはほろ苦い結果になりました。週末を通してそれなりの速さを見せられていただけに、ストフェルの第2コーナーでの接触等の不運により、最終的にホームのファンの前でポイント獲得に至らなかったことは残念でした。ただ、フェルナンドが見せた最後まで諦めない走りは、先々のレースに向けてチーム全員に勇気を与えるものでした。
今週末のアメリカGPが行われるサーキット・オブ・ジ・アメリカズは、2012年に作られた比較的新しいサーキットで、大きな高低差の中に低速・中速・高速とバリエーションに富んだコーナーを持つテクニカルなレイアウトです。特に第1セクターは、坂を駆け上がった先の第1コーナーの後に、シルバーストーンや鈴鹿に似たS字の高速コーナーが配されており、エキサイティングな展開が予想されるレースの中でも見所の一つになると思います。パワーユニットとしては、コーナーが連続する箇所が多いので、特にドライバビリティーのセッティングが重要になってくると考えています。
今回のレースは、我々のマシン特性を考慮すると残り4戦の中でも、特に我々にとってポイント獲得のチャンスが大きいレースだと想定しており、高いモチベーションで臨みます。』
[2017.10.19]
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