FIAは、F1デモ走行イベントで「最新型マシン」の使用を今後は一部容認する方針を決めた。
現在のレギュレーションでは、最新型のマシンを使ったデモ走行は「最終戦から暦年カレンダーが変わるまでの間に2日間/合計15km以内」と定められ、各チームの同意など厳しい制限が加えられてきた。このため、実質的に最新型マシンでのデモ走行はほとんど行われず、デモ走行のレギュレーション規定に縛られない2年前のマシンが中心だった。
今年7月にイギリスのロンドンでF1デモ走行が行われたが、ハースには「2年前のマシン」が存在しないため、F1デモ走行を行うことができなかった。フォース・インディアも走行を控えることになった。
過去のマシンを走らせるには、チームにとっては2年前とエンジンやパーツのサプライヤー変更や財政的な問題があり、負担になっていた。このため、今後は「F1商業権(FIA/FOM)が主催するイベントでのルール撤廃」を新たに設けて、最新型F1マシンのF1デモ走行を許容する。
[2017.09.23]
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