FIAは、次戦イタリアGPから適応する「エンジンのオイル燃焼規定を100kmあたり1.2Lから0.9 Lへ変更」の規定について、メルセデスAMGはベルギーGPで投入したスペック(1.2 L)の使用継続が認められる。
FIAは今年はじめの段階から、いくつかのチームがオイル燃焼を利用して余分なパワーを得ているとして、取り締まりの強化を表明していた。その一環として、イタリアGPから燃焼規定を改定する方針を各チームに通達していた。
イタリアGP前(ベルギーGP)に搭載されたエンジン(ICE)は、従来の「1.2L/100km」が適応されるが、イタリアGP後に交換したエンジンは「0.9L/100km」が適応される。メルセデスAMGはイギリスGPでICEを交換したばかりだったが、"駆け込み"ともとられる対応でベルギーGPでICEの交換を行った。このため、当面は1.2L規定のエンジンで走ることができる。一方、フェラーリはエンジン交換を行っていないため、近い将来のエンジン交換で0.9L/100km規定が適応される。
メルセデスのカスタマー供給先のチームが最新エンジンに変えて0.9L/100km規定が適応されても、ワークスであるメルセデスAMGは影響が及ばないことが確認されている。
今回の規定変更によるタイム差は、1ラップあたりコンマ1秒前後にとどまるとみられているが、最近のレースではコンマ数秒の僅差のポール争いとなっているため、メルセデスAMGにとってはアドバンテージとなる。
メルセデスAMGのT・ウォルフ代表は、フェラーリとの間にアドバンテージを持っていることについて『我々はライバルだが、問題があれば頭を突き合わせて一緒に解決を図る関係であり、それは密室で行うよ』として、話し合いの余地があることを示唆している。
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