ホンダのF1プロジェクト総責任者を務める長谷川祐介氏は、今後のエンジン開発のコンセプトについて、今年の設計思想を継続させることを明らかにした。
『今年、我々は新しいパワーユニットのコンセプトを導入しました。私はこのコンセプトを再び“1年目”と呼んでいます。もちろん、我々の狙いとしては、これまで同様に2017年のコンセプトを2018年・2019年へと発展させてゆくことです。エンジン重量や重心集約化、燃焼コンセプトといったものは、全て他の3つのエンジンメーカーと同じ方向性に向かっていますよ。昨年までは、エンジンのコンセプトは完全に異なっていたので、マイナーな修正では我々のパフォーマンス改善をすることができませんでした。それだけに、今年はホンダとしてエンジンのコンセプトを変更する必要がありました。』
ホンダは“サイズゼロ”をコンセプトに第四期F1活動をスタートさせたが、1年目と2年目は大苦戦を強いられた。3年目となる今シーズンはエンジンを再設計してリスタート。シーズン序盤戦は躓いたが、中盤戦に入り改善を急いでいる。
[2017.07.22]
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