次戦のバーレーンGP、予選方式が従来型に戻されることが内定していたが、全チームの同意が得られずに「新形式」を維持することになった。この同意に反対したのがマクラーレンとレッドブルだったことが明らかとなった。
F1は今シーズンから予選に「イス取りゲーム」の要素を採り入れた。予選3回のセッションで90秒ごとにドライバーが脱落してゆくことになり、ドライバーが常に走行を続ける必要があり、予選セッションにさらなる緊張感を与えることになった。
この新予選方式は、一般のファンには分かりづらく、ドライバーのアタックタイミングの不公平感があった。また、予選3回目の最後には走るマシンが少なくなり、セッション終了までに全ドライバーがアタックを終えるという珍事にもなった。
今回、マクラーレンとレッドブルが従来型に戻すことに反対した理由は明らかとなっていない。レッドブルのC・ホーナー代表は新方式に反対していたこともあり、今回の行動には政治的な駆け引きもありそうだ。
[2016.03.26]
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